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私のみた映画の勝手な紹介です (2003年04月) |
2003-04-14
: 渋谷 パンテオン にて (完成披露試写会)
作品 |
HERO |
2002年 |
中国 |
監督 |
チャン・イーモウ |
脚本 |
リー・フェン
チャン・イーモウ
ワン・ピン |
撮影 |
クリストファー・ドイル/H.K.S.C. |
アクション |
トニー・チン・シウトン |
編集 |
チャイ・ルー/アンジー・ラム |
録音 |
タオ・ジン |
美術 |
フォ・ティンシャオ
イー・ジェンジョウ |
音楽 |
タン・ドゥン (作曲、指揮)
イツァーク・パールマン
(バイオリン)
鼓童 (太鼓) |
衣装 |
ワダエミ |
製作 |
ビル・コン
チャン・イーモウ |
製作総指揮 |
ドー・ショウファン
チャン・ウェイピン |
共同制作 |
チャン・ジェンイェン |
ラインプロデューサー |
フィリップ・リー |
出演 |
ジェット・リー |
無名(ウーミン) |
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トニー・レオン |
残剣(ツァンジエン) |
マギー・チャン |
飛雪(フェイシエ) |
チャン・ツイィー |
如月(ルーユエ) |
チェン・ダオミン |
秦王(シンオウ) |
ドニー・イェン |
長空(チャンコン) |
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内容 |
舞台は紀元前200年戦乱蠢く中国。一人の男が1本の槍と2振りの剣を持って秦王の下へ参上する。槍と剣は、いずれも中国最強といわれる暗殺者3人のもの。男との拝謁から、後の始皇帝となる秦王の思いは確固たるものになる。 |
感想 |
映画の全編で感じられるのは『絆』というものでした。肉親、恋人、民族、人間。人間の愛がいろいろな形で詰まっていました。昨年の内にアメリカで封切られれば、支配者(有力者)の意味、意義が伝わったのではないかと思った。秩序と脅威をはき違えば別だが・・・
で、今回の映画作りとしては、回想シーンの多重化と色彩美が特徴的である。昔のシナトラの若い頃の映画などではよく回想シーンで色々なことが起きるが、話しが変わるごとにシーンを1作品のように仕上げて内容を充実させる点は、近年2時間越えがあたりまえのようになった中、他作品よりも30分くらい短い1時間39分とお見事。その1シーンごとの色彩美も、黒澤明監督の『乱』で衣装を担当したワダエミとチャン・イーモウ監督とで描きあげています。北野武監督の『ドールズ』のキタノレッドにも負けない赤を見ることができます。残念なのは、ワイヤーアクションが複雑に多様化されたためかせっかくの映像美の中、ギクシャクするのはいただけなかった。
ジェット・リーの『ザ・ワン』や『ブラック・ダイヤモンド』のようなアクションを期待するとがっかりするので要注意。少林寺シリーズが好きなら大丈夫かも。 |
評価 |
★★★★ 4.0 (5点満点) |
2003-04-01:上野 上野東急にて
作品 |
ブラック ダイヤモンド |
2003年 |
アメリカ |
内容 |
窃盗グループはロスのダイヤ商の金庫破りを計る。その中には依頼品の黒いダイヤモンド50粒が。ダンカン・スー(ジェット・リー)も黒いダイヤを狙っていた。スーの妨害に会い、依頼品の黒いダイヤ以外を持ち出せなかったグループのリーダー、トニー(DMX)は兵器密売人アーチィーに売り渡そうとしたが、何者かに奪われる。トニーに黒いダイヤを盗まれた犯罪組織のボス、リンは、トニーの娘を人質に取る。娘を奪い返すためにトニーは台湾政府秘密警察諜報員であるスーに協力する。 |
感想 |
原題は「CRADLE 2 THE GRAVE」。ゆりかごから墓場までといった感じ、死を予感させるタイトル。 今回は非常にテンポのいいアクションで(前回の「ザ・ワン」はちょっといただけなかった)、これぞジェット・リーという感じ。でも片手はやりすぎな気がする。 今年で40になる彼も未だサングラスは似合わない・・・ |
評価 |
★★★★ 4.0 (5点満点) |
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